大阪城梅林の花図鑑(4) 「ま」 ~ 「ろ」 *25種
摩耶紅(まやこう)
豊後性、八重咲き 開花時期:3月上旬~3月下旬 色:淡紅、やや濃い 花の大きさ:小
大阪城梅林の観梅シーズンを締めくくる最後の紅梅。満開をすぎると優しいピンク色へと色が変化する。
満月(まんげつ)
野梅性、一重咲き 開花時期:1月上旬~2月下旬 色:白 花の大きさ:中
明治時代の名花十二撰の一つだという。年初から咲き始める早咲き種ではあるが花の期間はとても長い。
満月枝垂れ(まんげつしだれ)
枝垂れ、一重咲き開花時期:2月上旬~3月上旬色:青白花の大きさ:中「満月」の枝垂れ型。花のつきはかなり多い。
未開紅(みかいこう)
豊後性、八重咲き 開花時期:2月上旬~3月上旬 色:淡紅、蕾濃い 花の大きさ:中
未開紅の名前は未開の蕾が赤い梅というところから出た説と、未開のままたくさんの蕾が落ちてしまう赤い梅だとする二つの説がある。ただ、この梅林で見る限り“未開”の蕾が他の花よりも多く落ちているのを見たことはない。
道知辺(みちしるベ)
野梅性、一重咲き 開花時期:1月中旬~2月中旬 色:紅のち紫紅 花の大きさ:大
咲き揃った頃にはかなりのボリュームで遠目からもかなり目立つ人気の花。確かに“道しるべ”にはなりそうだ。
三吉野(みよしの)
野梅性、一重咲き開花時期:1月中旬~2月下旬色:白、薄紅ぼかし花の大きさ:中~小小降りで桜色の花弁が可憐な花。梅林内に1本だけの品種。
武蔵野(むさしの)
豊後性、八重咲き 開花時期:2月下旬~3月下旬 色:淡紅 花の大きさ:極大
日本の梅の中では最も大きな花をつける。その大きさを表現しようとして、この名前がつけられたという。かなりの遅咲きで、この花が咲き始めると観梅シーズンも終盤が近い。
無類絞り(むるいしぼリ)
野梅性、八重咲き 開花時期:2月下旬~3月中旬 色:白 咲き分け 花の大きさ:中
これ以上はない最高の絞りという意味。植栽場所が陽当たりの良くない場所のせいか、ここ数年、花の大きさ、勢いとも今ひとつなのはとても残念。 *この写真も“絞り”は出ていません
夫婦梅枝垂れ(めおとばいしだれ)
枝垂れ、八重咲き 開花時期:2月下旬~3月中旬 色:紅 花の大きさ:大
華やかな花色で人気の高い遅咲きの枝垂れ梅。梅林内各所に配置され本数も多いが、特にレストハウス裏手の数本は枝振りが素晴らしく見応えがある。
米良(めら)
野梅性、一重咲き 開花時期:1月中旬~2月中旬 色:白 花の大きさ:極小
米良の米は米粒の意味か?極小輪といわれるが、その特徴は盆栽にしないと出にくいのだとか。
八重揚羽(やえあげは)
豊後性、八重咲き 開花時期:2月下旬~3月中旬 色:淡紅 花の大きさ:大
豊後と並んで遅咲きを代表し、満開の頃の梅林を華やかに彩る花。
八重海棠(やえかいどう)
紅筆性、八重咲き 開花時期:1月中旬~2月下旬 色:白 花の大きさ:中
八重咲きの花が全て海棠のように下を向いて咲くことからこの名前がつけられた。花弁に独特の透明感があり、逆光で見るとダイヤモンドカットのような趣があっていっそう美しい。
八重唐梅(やえとうばい)
紅梅性、八重咲き開花時期:1月下旬~2月下旬色:紅花の大きさ:中満開に近づくと花弁の先が白くなり、赤い筋が入ってくる。
八重祭笠枝垂れ(やえまつりがさしだれ)
枝垂れ、八重咲き 開花時期:2月上旬~3月中旬 色:淡紅、裏紅 花の大きさ:大
野梅性の大輪の八重咲き。青梅市梅郷、鈴木文吾氏の先代の実生したものから生まれた新花。
八重野梅(やえやばい)
野梅性、八重咲き 開花時期:1月上旬~2月下旬 色:白 花の大きさ:大
早~中咲きを代表する品種だが、樹形、開花時期が木によってばらつきが大きい。レストハウス脇の1本は特に開花が早く枝振りも立派。透明な花弁が重なり合った姿は美しく香りもすこぶる良い。
八重緑萼(やえりょくがく)
青軸性、八重咲き 開花時期:1月下旬~3月上旬 色:青白 花の大きさ:中
通常の梅林で緑萼といえば八重咲きであるのだが、大阪城梅林で緑萼の銘板がつけられているのは一重咲きである。よって、この八重緑萼は「緑萼」、もしくは「大輪緑萼」と改名する必要があるのだとか。
八重緑萼枝垂れ(りょくがくしだれ)
枝垂れ、八重咲き 開花時期:1月下旬~3月上旬 色:青白 花の大きさ:大
八重緑萼の枝垂れバージョン。梅林中程に多く配置されており、満開の頃には天守閣を交えて絶好の撮影スポットとなる。
楊貴妃(ようきひ)
豊後性、八重咲き 開花時期:2月中旬~3月上旬 色:淡紅 花の大きさ:大
その名の通り枝振り、しっとりしたピンクの花弁ともに艶やかな気品がある。中でもフルーティな花の香りはこの梅林内でも一、二を争うほど。ただし、「養生中」の立て看板の通り、かなりの老木なのでくれぐれも扱いには気をつけてください。
緑萼(りょくがく)
青軸性、一重咲き 開花時期:1月下旬~3月上旬 色:青白 花の大きさ:中大
普通、緑萼といえば八重咲きであるが大阪城の場合、緑萼と言えば一重咲きをさし、八重咲きの八重緑萼と区別している。正確な品種鑑定に関して再調査が必要な品種だそうで、近いうちに名称が全面改定される可能性もある。どちらにしても本数が多く、白加賀、古城と並んで普通咲きを代表する花である。
淋子梅(リんしばい)
杏性、八重咲き 開花時期:2月下旬~3月中旬 色:紅 花の大きさ:中
名前に関してはどういう意味なのか分かっていない。豊後、八重揚羽に続く遅咲きであり、軽やかなピンク色の花弁が観梅シーズン中~末期の梅林に彩りを添えている。
蓮久(れんきゅう)
八重咲き 開花時期:1月中旬~2月下旬 色:紅 花の大きさ:大
日光、夏衣とならぶ2006年からのニューフェイス。若木がレストハウス裏(東)側に集中して植えられている。
労謙(ろうけん)
野梅性、一重咲き 開花時期:3月上旬~3月下旬 色:淡紅 花の大きさ:小~中
高砂、八重揚羽などふくよかな大輪が多い遅咲きの花の中にあって、小振りな姿が異彩を放っている。ただ、小振りな割には花弁に厚みと透明感がある。
アンズ
バラ科、別名:カラモモ 開花時期:3月中旬~4月上旬 色:淡紅 花の大きさ:中
梅林内には3本のアンズの木がある。早咲きの1本は遅咲きの梅たちが散り始める頃に咲き始めるが、他の2本の開花は桜の頃になる。
蝋梅(ろうばい)
蝋梅科、蝋梅属 開花時期:12月中旬~2月中旬
透明感のある黄色い花と香り高さで人気の高い花で、例年、年末あたりから咲き始めている。特に芳香は本来の梅以上に素晴らしいものがあるが、この花、梅を名のりながらも「蝋梅科、蝋梅属」と実は梅ではない。それは花の季節が終わり、葉の形状を見るとよくわかる。
素心蝋梅(そしんろうばい)
蝋梅科、蝋梅属開花時期:12月中旬~2月中旬前項のように本来の蝋梅は花の中央部に赤茶や紫の濁りがある。この写真のように花の中央部まで黄色いものは「素心蝋梅」と呼ばれるが、大阪城の場合、梅林、においの森を含めて、この素心蝋梅が中心となっている。



