大阪城 櫓の一般公開

20131014_09.jpg


大阪城 櫓の一般公開

 大阪城の櫓の内部の一般公開が始まったのは昭和58年(1983)の大阪築城400年記念博覧会の時である。以来、大手口の多聞櫓と千貫櫓の二つは毎年1回ないしは2回、春・秋の行楽シーズン時に公開が続けられているが、近年は不定期ながらも金蔵、焔硝蔵、乾櫓なども合わせて公開されることがある。

 ちなみに六番櫓は2004年の第一回オーサカキングの開催時に一度だけ公開されたことがあるが一番櫓に関しては一度も内部が公開されたことはなかったと思う。

最終更新: 2014-07-04

sengan_001.jpg千貫櫓 / ボランティア協会の方に案内をお願いするのがお勧め! 大阪城の櫓の内部を見て一番印象的なのはとにかく「無骨」なことである。天井板もなく力学構造そのものがむき出しとなった内部の構造は粗剛ながらも力強い美しさと階調を示しており、スケールの大きさと相まって一見に値するが、徳川期の大坂城というのは豊臣時代とは打って変わって質実剛健、かつ実用に即して作られたものであったことが実感できる。

 もちろん、現存している古建造物は櫓や倉庫といった実用目的の高いものばかりであるし、二条城の二の丸御殿をはるかに上回る規模と豪華さだったと言われる本丸御殿が残っていれば印象も違っていたかもしれない。ただ、徳川将軍家の城とはいえ側室が住していたわけでもなく、城代を筆頭として城に詰めていたのは定期的に入れ替わるサラリーマン的な譜代大名や旗本ばかりだった事を考えると居住性や装飾性などへの配慮はあまり必要とされなかったといえるかもしれない。

Index

   ※更に詳しく  ・・・写真をクリックしてくっださい ↓

ensho_04.jpg

焔硝蔵※製作中

期間・費用について

 櫓の内部公開は近年の例で言えば年1回ないしは2回、ゴールデンウィークか秋の連休に合わせる形で実施されている。料金は200円程度。概要は城内数カ所に立てられる看板で案内されるとともに、大阪城天守閣や大阪市のホームページで告知されるのでシーズン前にはチェックしてください。参考までに2013年の公開時の概要を記しておきます。

  ・期間:平成 25 年 10 月 12 日(土)13 日(日)14 日(月・祝)
  ・公開時間:10:00-16:30
  ・入場券販売時間:10:00-15:30
  ・公開された櫓:千貫櫓・多聞櫓・金蔵
  ・料金:200 円(天守閣とのセット券 700 円)

見学について

 数カ所ある階段は現在のものに比べると勾配がきつく、また滑りやすいため移動は余裕を持ってゆっくりと行うとともに靴は軽くて動きやすいものをお勧めします。ちなみに木床を傷つける恐れのあるピンヒールは入口でスリッパに履き替えを求められることがあるのでご注意ください。

 公開期間中、櫓内部には大阪観光ボランティアガイド協会の担当の方たちが詰めているので遠慮無く案内や説明をお願いしましょう。ポイントを押さえて見学できるし、本で紹介されることの少ない珍しいエピソードを教えてもらえることもあります。